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旬彩みやび(姫路市)

2025年10月15日水曜日

丼一面に魚介類、まるみのある独自の醤油だれ、オリジナルブレンド米。迷いのない「海鮮丼」


あちこちから「海鮮丼」「海鮮丼」「海鮮丼」とオーダーが。メニューに“一番人気!”と記してあるのは本当だった。時折、「煮魚定食」や「造り定食」の声も。姫路市網干区の「旬彩みやび」で純和食なランチやディナーを。

大将はこの道30年以上、庖丁式で魚を奉納も

大将・小野雅樹さんは高校生のころより、皿洗いや調理補助に携わり和食道を歩んできました。調理専門学校卒業後は京都や滋賀、地元姫路の和食店へ。「修業がとても厳しかった時代。師匠の技術や味わいに感動を覚え、近づこうと営業時間外に練習するのが当たり前だった」と振り返ります。


2007年に「旬彩みやび」をオープン。
この道、30年以上。カウンターには数々の表彰状、それに唎酒師やソムリエの認定証も。
「お酒類に詳しいお客さんと会話するには、生半可な知識では受け止められないと思って」と。


厨房には特殊包丁や師匠の形見の包丁が。


毎年、4月に平安神宮、10月に伊勢神宮で奉納される庖丁式では匠の技を披露しています。

入り口に飾られている庖丁式の写真
庖丁式は魚に手を触れることなく、包丁と真魚箸だけで魚をさばく儀式。大将は選ばれた人なのですね。

清潔感あふれる厨房から生み出される料理

千姫もやはり「海鮮丼」。一面に魚介類が敷き詰められ、ご飯が全く見えません。この日はマグロ、タイ、イカ、クロミルガイ、アズマニシキガイ、カツオのタタキなど約10種。

仕入れは姫路市中央卸売市場をメインに時には漁師、川魚は京都や滋賀から


とろろがアクセントになっていて魚と合う。高級な大和芋でほぼ作られているとは。「お客さんを大切にしている」姿勢はこんなところにも。

やわらかくてまるみのある醤油だれは陰の主役といえる。濃い口醬油をベースに、煮切り酒と煮切りみりん、たまり醤油、カツオと昆布をたっぷり加え、寝かせて仕上げたもの。寿司飯に適するオリジナルブレンド米といい、すべてがまとまっている。
迷いがない海鮮丼だ。

「海鮮丼定食」(昼1700円 /夜2000円) 写真は昼
定食には赤だしのほか、小鉢数種も付いています。県内の知人が収穫した野菜を中心として。


カウンターとテーブル全20席の店内は清潔そのもの。18年目を過ぎ、一度も改装をしていないというのに。ランチとディナーそれぞれの営業後、厨房は都度、換気扇は週2回、掃除しているとか。「汚れた厨房からは決しておいしいものは生まれない」と大将。


11月からはフグ料理のコースも登場します(要予約)。冬支度の始まり。



※記事は取材当時の内容です


旬彩みやび
兵庫県姫路市網干区垣内中町133
電話番号:079-274-1222
営業時間:11:30~14:00 / 17:30〜22:00(LOは各30分前、夜の最終入店は20:30)※4人以上は予約がベター
定休日:水曜
駐車場:あり

千 姫

文筆家(元新聞記者) / モデル

「ぐるりん」では姫路市を中心に、地域貢献としてさまざまな分野を取材・執筆しています。心を動かしているのは地元愛!

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